どんな年齢でも禁煙すれば70歳以降の死亡リスクを下げられる

どんな年齢でも禁煙すれば70歳以降の死亡リスクを下げられる

喫煙は癌と早死にを引き起す要因である。「American Journal of Preventive Medicine」に発表された研究によると、たばこを吸わない人と比べて、70歳以上(70歳を含める、以下同じ)でタバコを吸っている人は追跡調査の途中で死亡する可能性があると分かった。また、禁煙が早ければ早いほど「former smoker(元喫煙者)」すなわち禁煙した人の死亡率は低下すると発見した。 
研究されたデータは70歳以上の延べ160,000人以上の人たちを対象とする。彼らはNIH-AARP Diet and Health Studyの研究にも参加した。参加者は2004-2005年にかけてアンケートで喫煙状況の詳細について回答し、このアンケートで参加者の日常の喫煙強度と喫煙史を評価した。
今回の研究では70歳以上でたばこを吸っている人を「current smoker(喫煙者)」と評定した。研究を始めたばかりの2004-2005年は、参加者の平均年齢は75歳だった。そのうち6%は「current smoker(喫煙者)」。たばこを吸わない人では男性が31%を占め、女性は48%だった。喫煙強度からみると18.2箱/年vs11.6箱/年と男性の方が女性より高かった。
平均6.4年間の追跡調査で、約16%の参加者が死亡した。そのうち非喫煙者が12.1%を占め、30代、40代、50代及び60代で禁煙した「former smoker(元喫煙者)」がそれぞれ16.2%、 19.7%、 23.9%及び27.9%となった。その他「current smoker(喫煙者)」33.1%が追跡調査期間中に死亡した。死亡率と喫煙開始年齢の関係は負の相関である。 
研究の責任著者であるSarah H. Nash博士は次のように語っている。「このデータによると、喫煙開始年齢と禁煙年齢は肝心な要素と見られ、アメリカ70歳以上の成年者死亡率の重要予測指標となっている。なお、current smoker(喫煙者)と比べて、60歳以降で禁煙した人を含めてformer smoker(元喫煙者)の70歳以降での死亡リスクは大きく低下する。これらの結果は禁煙の重要性を強調し、どんな年齢の喫煙者にとっても大事である。」

原文:中国CDC 2016年12月6日掲載記事より