WHO:ジカウイルス、アジアでの拡散を警告

WHO:ジカウイルス、アジアでの拡散を警告

10月10日、世界保健機関(WHO)は、フィリピン・マニラで年度会議を開催し、アジア地域で引き続き新病例や新ジカウイルス感染が爆発的に流行する可能性が「非常に高い」と報告した。ウイルスを持ったネッタイシマカが同地域では大量に存在し、またアジア地域の人口流動が大きく、これらの要素がアジアでウイルスが拡散する原因となっている。現在、シンガポールでジカウイルスに感染した人数は数百人を超えている。タイでもすでに2例ジカウイルス株に関連する病例が確認された。
蚊によるジカウイルス伝染はブラジルで最初に発見された。すでに世界70カ国でジカウイルス感染が確認されている。そのうち、少なくとも19ヵ国はアジア太平洋地域である。世界保健機関はすでにジカウイルスは世界の健康に脅威をもたらすと見ており、異なるジカウイルス株の間に関連性があるか、更に研究する必要があると述べている。
報告によれば、アジア地域の免疫レベルははっきりしていない。ジカウィルス感染症の症状は深刻ではないが、妊婦がジカウイルスに感染した場合、赤ちゃんの頭の発育に影響があり、新生児は「小頭症」の症状が出る。同時に、ジカウイルスはギラン・バレー症候群を引き起こす。これは、神経系統障害のめずらしい疾患で、寝たきりの状態になる可能性もある。

原文:天津疾病予防コントロールセンター 2016年10月12日掲載記事より