ビタミンCを服用し過ぎると腎臓結石に罹りやすい!

ビタミンCを服用し過ぎると腎臓結石に罹りやすい!

最近、著名雑誌「サイエンス」でアメリカWeillcomell医学院が行った動物研究結果が掲載された。研究結果によると、高用量ビタミンC (8グラム/キロ体重)の摂取は、変異した直腸癌細胞を選択的に殺すことができる。それでは、毎日たくさんのビタミンCを摂取する、或いはオレンジ、レモンなどを多く食べると、癌を予防する事ができるのか?

 筆者は全文を読み終え、研究ではビタミンCを動物の腹腔へ注射したと知った。臨床では通常、ビタミンCは静脈に投与する薬物だ。ビタミンCは欠乏してはいけない。壊血病、炎症反応、腫瘍とビタミンC欠乏は各疾患と関連性がある。ビタミンCは、人体のコラーゲン合成と緊密な関連性がある。市場で販売されているスキンケア品が、ビタミンCが含まれていると宣伝するのもうなずける。
 
体内での作用は多岐にわたる。

ビタミンCは2つの型がある。1つは酸化したビタミンC(デヒドロアスコルビン酸)、もう1つは還元型のL-アスコルビン酸。過去の研究成果によると、L-アスコルビン酸は鉄と銅を酸化させず、体内の各種酵素を保護する作用がある。同時に、マクロファージ、リンパ細胞、単核球の機能を調整し、免疫系の保護に一定の効果がある。

 ノーベル賞を2回受賞したLinus Paulingは、人間の体内は普遍的にビタミンCが欠乏していると考えており、ビタミンCは、腫瘍の予防と治療に特に効果があると推奨している。ただし、ビタミンCの毎日の服用量が250ミリグラムを超えると、血清内のビタミンC総量が一定レベルに達し、摂取量が増加しても、組織と細胞内のビタミンC含量を増加する事は難しい。一方、ビタミンCを薬物として静脈へ注射すると、組織と細胞内のビタミンC濃度を向上させ、治療的効果を実現させる

 ビタミンCは、骨梁を形成し、骨格の健康に有益である;血管リモデリングに参加し、血管細胞の完全性を維持する;アルツハイマー病の予防効果がある;紫外線による皮膚癌の治療薬物として活用;ストレス、疲労、心的状態を改善し、青少年の学業成績を向上させる。
 
どうやって正確に摂取するか?
ビタミンCは水溶性ビタミンで、体内での貯蔵期限は短期的であり、不定期に補充する必要がある。普通の人は、新鮮な果物や野菜を多く食べビタミンCを補充する。若者は、ビタミンC発泡錠を服用するのを好む。中国の2013年住民食事栄養素参考摂取量では、最大摂取量は毎日2000ミリグラムとなっている。

 ビタミンCの流失を防ぐには、日常生活でも注意が必要である。例えば、野菜を切った後に水に浸す。浸すとビタミンCの流失が加速する。野菜は、料理する前に切る事。強火で炒め、弱火で煮ることは避ける。

多ければ多いほど良いのではない。
 ビタミンCは小腸で吸収されるため、腸管の慢性炎症、短腸症候群、腸瘻等の疾病はビタミンCの吸収率を下げる。吸収率は、摂取量の他に、感染や薬物などの影響を受けても下がる。

 ビタミンCのメリットに言及したが、摂取が多ければ多いほど言い訳ではない。ビタミンCを長期で服用しすぎると、胃酸分泌を増加させ、腎臓結石が形成されやすくなる。高用量のビタミンCを、長期で服用しており、突然服用をやめると、ビタミンC不足の症状が出る、例えば歯ぐきの出血等。(「健康新聞」より)

原文:環球ネット 2016年8月7日掲載記事より