高濃度スモッグによる健康リスクは個人の曝露量を考えることが必要

高濃度スモッグによる健康リスクは個人の曝露量を考えることが必要

北京大学公共衛生学院鄧芙蓉准教授の研究グループより、PM2.5への曝露量と呼吸器の健康との関連性に関する論文を総環境科学誌に発表された。研究結果によって、PM2.5への曝露量は健康被害リスク評価に著しい影響がある。単に室外の固定測定点のデーターを曝露量として健康リスクを評価する場合、この曝露量が研究対象実際の曝露量を正しく反映していない恐れがあり、健康リスクとの関連性評価にも影響された。
多くの研究結果によって、大気における微小粒子状物質への曝露が呼吸困難を引き起こし、心臓血管に損害があることは証明された。しかしながら、室外の固定測定点のデーターを曝露量として、人々がPM2.5に曝露した健康リスクを評価する研究が多かった。当研究グループ及び他の研究者の調査結果によって、年配者は一日の80%以上室内にいるため、単に室外の固定測定点のデーターを曝露量として健康リスクを評価する場合、この曝露量が研究対象実際の曝露量を正しく反映していない恐れがあり、健康リスクとの関連性評価にも影響された。
研究グループは慢性閉塞性肺疾患の患者を対象としてパネル調査を行い、曝露量を室外の固定測定点のデーターと研究対象個人曝露量に分けて、この両方と慢性閉塞性肺疾患患者の肺機能との関係を比較した。個人曝露量は、室外と室内におけるPM2.5への個人曝露量を基づき、個人活動時間帯、個人部屋の気密性、窓の開閉回数、建物の向きと築年数などの要因を合わせて計算してきたこと。調査結果として、単に室外の固定測定点のデーターを曝露量として健康リスクを評価する場合、個人曝露量と差があるので、室外大気PM2.5による健康リスクを過大評価する可能性がある。
エキスパートから見ると、上記の結果は公衆衛生学的に重要な意義がある。室外測定点のデーターは個人曝露量とこれによる健康リスクを正しく反映できない。部屋の外構はPM2.5のブロックに効く。室外の大気PM2.5濃度が高い時、外出をできるだけ避けて、室内にいる時、窓を閉めたほうがいい。そうすると健康リスクをある程度下げることができる。

原文:天津疾病コントロールセンター 2015年12月16日掲載記事より