クレジットカード付帯海外旅行保険について

クレジットカード付帯海外旅行保険について

海外旅行保険は2種類に分類されると思う。自ら加入する任意加入保険とクレジットカードに付帯されている保険である。ここではクレジットカード付帯海外旅行保険の特徴についてあげてみたい。

保険の補償対象期間が出国日から3ヶ月もしくは90日に限られている
 もっとも一般的なのが上記の、出国日から3ヶ月、もしくは90日間であるが、カード会社によっては出国から1ヶ月間や、長いもので6ヶ月間有効なものもあるようだ。長期滞在者で、カード付帯保険のみの人はこの点に気を付ける必要がある。ただし、(これはよくご質問をいただくが、)その補償対象期間内に一度受診をし、その継続治療であればその期間を過ぎても該当の治療は可能である。例:出国日から3ヶ月以内に足を骨折。骨折の治療に関しては、3ヶ月目を過ぎても骨折をした日から180日間が、補償額限度内で支払い対象となる。

カード会員以外も利用が可能である
 任意加入保険では加入者以外は利用ができないが、カードにより家族特約が付帯されている場合は会員以外の家族も利用が可能である。会員の配偶者が対象に含まれていたり、19歳未満の生計を共にする同居の子、及び未婚の子が対象となる。ただし、特約の対象者は海外サービスが無い=キャッシュレスサービスが利用できない場合が多いので注意したい。海外ではカード会員と家族であることの証明が難しいためであり、この場合海外での治療費を一旦立替え、領収書等全て保管し、帰国後に保険会社に請求となる。この際、カード会員と家族であることがわかる証明の提出が必要となり、健康保険証や住民票がそれにあたる。

カード付帯保険がある=キャッシュレスが可能、ではない
カードの種類によっては海外サービスが無いものもあり、確認が必要である。その場合、一旦治療費を立て替え、請求必要書類をすべて取り置き帰国後の請求となる。

カード付帯の保険には「自動付帯」と「利用付帯」がある
「自動付帯」であれば、海外旅行に行けば自動的に保険対象となるが、「利用付帯」の場合、海外旅行の費用をそのカードで支払うことが条件になっており、利用時の条件が異なるので注意が必要である。

補償額が少ない
補償額が少ないカードの場合、ケガや病気をした際の治療費が30万円や50万円までしか支払われないものもある。単なる風邪で1,2回の受診であれば問題は無いが、入院となった場合はより多くの補償が必要となる。カード付帯保険の補償金額の相場は100~300万円であると思うが、健康保険、社会保険の直接使えない海外で、外国人向けの医療機関で治療を受けることを考えると、金額が不足してくることは大いに考えられる。一つ極端な例をあげると、任意保険に加入していた方で、予想外の事故に巻き込まれ、日本までの医療搬送をすることになった。任意保険の補償金額では足りなくなり、たまたま持っていたカード付帯の保険で補うこととなった。このような使い方もあるのだ。

すぐにキャッシュレスサービスを利用できない場合もある
 任意加入保険の場合、保険証書を手元に持っていて、キャッシュレス提携医療機関であれば該当のコールセンターに電話をせずともキャッシュレスで受診できることも多い。しかし、カード付帯の保険でキャッシュレスサービスを利用の場合はまず該当のコールセンターに連絡をする必要がある。その際カード会社、種類、カード番号や出国日を伝えるが、すぐに持っているカードの保険内容が確認できる訳ではない。そのカードにもよると思うが、日本にあるカード会社に確認をする必要があり、最悪その部門が24時間営業でない場合は営業日まで待つ必要がある。例えば、土日もその例だが、GWや年末年始は注意が必要である。

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