【医療衛生情報】インフルエンザウイルスの種類と型

【医療衛生情報】インフルエンザウイルスの種類と型

■インフルエンザウイルスの種類と型
インフルエンザウイルスは、表面構造の違いから、A,B,Cの3型に代別される。このうちC型は,鼻かぜ程度の軽い症状で終わり、小児での小流行程度におさまる。問題は、A型とB型であり、激しい臨床症状を示す。A型B型の中にも、さらにいくつかの亜型があり、ときどき型、亜型が大きく、あるいは小さく変わったりして、新しい型が出現してくる。鳥インフルエンザは、A型の一種であり、現在感染者が増加しつつある。

■インフルエンザの症状・経過
潜伏期:1~2日
健常人が罹患した場合は、一般的に10日前後で寛解・治癒することが多い。
多いのは39℃程度の突然の高熱をもって発病することだ。
全身症状としては、発熱、頭痛、悪寒、腰痛、全身倦怠感、食欲不振などが出現し、呼吸器症状として、咳、咽頭痛、鼻汁、痰、などが見られる。

■インフルエンザの診断
ウイルス分離、血清反応などの診断方法はいずれも診断に日時がかかるが、一般的にクリニック等ではインフルエンザ迅速診断キットを使用する場合が多く、10-20分程度で迅速診断ができる。

■抗インフルエンザ薬
・タミフル (経口 )
75mg1日2回5日間。予防の場合はカプセルのみ1日1回10日間内服。
・リレンザ(吸入) 
1回10mg 1日2回5日間、専用の吸入器を用いて吸入。
・イナビル(吸入)
40mgを単回吸入投与する。
・ラピアクタ(点滴静脈注射)成人は300mgを15分以上かけて点滴静注症状に応じて連日反復投与できる。

*海外において気管支喘息患者に使用した際に気管支攣縮の報告がみられており、気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者に対してこれらの吸入薬を使用するときは留意すること。また、呼吸困難の症状で吸入が難しい場合は、吸入剤の投与は避けた方が望ましい。
*点滴静脈注射した後、症状が改善されていても、他人に感染させる可能性があるため、人と接触する場合は、感染拡大のため、マスクの装着や人ごみは避けることをお勧めしたい。
*特に小児の場合は、慎重投与や、体重又は年齢により処方される量が異なるため、担当医の指示に従い、医療従事者や保護者が投与を確認することが望ましい。
*抗インフルエンザ薬は、発症して直ちに48時間以内に投与することが望ましい。
*妊婦・授乳婦については、担当する医師の指示に従うことが望ましいが、一般的に内服は重症化防止に重要とされている。

リンクフリーのサイト
日本産婦人科学会 http://www.jsog.or.jp/news/html/announce_20101222.html
国立成育医療研究センター http://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/med_index2.html

このページの先頭へ