【医療衛生情報】プールの入場に健康証が必要なくなった(北京)

【医療衛生情報】プールの入場に健康証が必要なくなった(北京)

   夏到来、北京のプール各施設が今年も次々とオープンした。新京報記者の取材によると、少数のところを除き、以前入場に必要とされていた健康証に、今年はある変化があった。
  
手数料に10元 検査に1分

あるプールに記者が取材に訪れたところ、入場前に健康証が必要と言われ、10元を払ったら『北京市水泳場遊泳証』と書いてある紙をもらった。上には『北京市体育局印刷』の文字が記載され、当プール施設の捺印がされている。健康証を持って診察室に入ると、血圧と心拍数の検査をされ、1分もしないうちに、健康証には『検診合格』と証明されたのである。
健康証の使用説明書によると、有効期間が2年、北京市内の至る施設で有効だ。しかし、近日、10数軒のプール施設を廻ったが、健康証が必要な施設は僅か4軒だった。その中でも『首都体育学院プール』の検査が一番厳しく、10元で健康証を買い、団地や学校の医務室に行って専門の検査を受けなければならないのだ。

年間パスのみに健康証が必要

あるプール施設では、年間パスを申請するために検診証明のコピーが必要だ。検査項目は主に高血圧、心臓病に関するものだ。
また、年間パスを使用するリピーター客に対し、一般の利用者には1人ずつの検査はしていない。眼が赤いぐらいの症状なら受付で入場禁止の措置をとるが、皮膚病などの検査を行うのは難しい。

充血した眼の検査:パッと見で“pass”

大多数のプール施設のスタッフは入場する客をざっと見るだけで、お世辞にも検査とはいえない。尋ねてみると「我々は専門の医学的検査は出来ないが、眼が充血している利用客には入場を禁止させるよ」と、あるプール施設のスタッフが言った。

プール以外では検査がいらない

朝陽区にあるスポーツクラブにはジムとプールの両方がある。会員カードを作れば、どちらの施設も利用が可能だ。一応受付には充血など眼疾患を検査するコーナが設置されているが、見ていた限りでは入場者に対する検査は一切行っていなかった。豊台にある温泉ランドでは“眼が充血している客は立ち入り禁止”の標示が貼られているが、専用の検査コーナは設置されていなかった。

記者の質問とその回答

Q:なぜ健康証が必要でなくなったのか?

プール施設の管理部門である北京市体育局産業部の責任者の話によると、健康証が必要でなくなったのは、2004年に施行された『行政許可法』の事項の中に健康証の提出は強制的に要求されてないため、管理部門がプール施設に対する制約を緩和したということである。
現在まだ健康証が必要な施設については、高血圧や心臓病を持つ利用者による運動中の発症や事故を防ぐための、各施設独自の判断によるものだそうだ。

Q:プール施設の水質管理はどうなるのか?

1、充血など眼疾患を検査するコーナを必ず設置すること。
北京市衛生監督所の責任者は「眼の充血など結膜性炎症は水の中で感染し易い」と言う。もし、プールの水がウイルスで汚染されたら、エピデミック(広範囲での蔓延)は避けられないだろうと話す。

2、プール施設の目立つところに“眼疾患や皮膚病など感染症の客は立ち入り禁止”のポスターを貼ることを要求すること。
北京市衛生監督所は、近日から8月31日まで2ヶ月に渡り、プール施設に眼の検査コーナを設置しなければ相応の処罰を与えるなど、厳しい罰則規定の実施に踏み込んだ。また北京市衛生監督所の【官方微信】はテスト配信を開始し、七月中旬ぐらいより市民が【官方微信】を通じて、各プール施設の水質チェックが出来るサービスの提供を行なうこととした。

豆知識

Q:どんな病気なら泳げない?
心臓病、肺機能障害、癲癇、化膿性中耳炎、充血など眼の疾患、トラコーマ、皮膚病など。

Q:水の質どうやって判断する?
目視によるプール内の沈殿物や浮遊物の有無の確認、プールの端から反対側の壁が見えるかどうか、嗅覚での塩素ガスの匂いがキツイかどうかで判断することができる、としている。

原文:健康報ネット 2014年7月3日掲載記事より

お問い合わせはこちらから >>

<関連中国医療記事>

<サイト内ページピックアップ>
▶ お客様の声
▶ 無料メールマガジン配信・資料請求のお申込みへ
このページの先頭へ