【医療衛生情報】滋養作用がある菊の花

【医療衛生情報】滋養作用がある菊の花

 現代人の多くは、菊の花には肝臓にかかる余分な熱を冷ます作用と解毒作用があることを知っているが、栄養補給や寿命を延ばす効果があるとは思わないだろう。しかし実際には、菊の花には炎症を抑える作用と解毒作用に加えて栄養補給の作用もあるのだ。

 古人は菊の花は”延寿客”と呼んだ。《神農本草経》に菊の花は上等な物と書いてある。長期にわたって服用すれば血流をよくし、身を軽くし寿命を延ばすと言われている(延年益寿)。

【菊の花には老化を遅らせる効果がある】

 昔から、菊の花は観賞用、薬用、食用と様々な用途に使われているが、西漢時代の民の間で重陽節には菊酒を飲むという習俗があったことに基づき、菊酒は長寿酒とも呼ばれる。菊酒は甘菊、麹と米を混ぜて醸成させる。芳香と甘味があり、耳と目の働きを良くし、老化を防止する効果があると言われている。

 現代栄養学の観点から見ると、菊の花は蛋白質、脂肪、炭水化物、食物繊維、ビタミン類とミネラルなど栄養成分を多く含んでいる。特にカリウム、カルシウム, マグネシウム、セレンなどは栄養豊富な微量元素である。これは菊の花を食べると身体に良いという証明になるだろう。
  
【菊の花は長寿に効能がある】
 菊の花を長期にわたって服用すれば身体の血液と気の流れに効果があり、血液循環と血行が良くなる。更に老化防止の効果もあり、長寿にも効果があると言われている。

 近年の研究により、菊の花には豊富なフラボノイドが含まれ、そのフラボノイドは抗酸化剤の一つであり、フリーラジカルを取り除く作用及び抗老化効果があることが発見された。薬理学の研究では、菊の花に含まれているフラボノイドは冠状動脈の拡張、冠状動脈の血行促進及び血圧降下などの効果があり、狭心症の治療にも一定の効果を示すことが分かっている。よって、肝臓のコレステロール合成を阻害し、コレステロールの分解と代謝を促進させ、癌細胞の除去にも役立つということでもあるだろう。

 また、血液を滞りなく循環させ、血液中の廃棄物(コレステロール)の除去と抗癌効果もあるとされている。高齢者に多いとされる動脈硬化、高血圧、高脂血症などの予防にも、非常に有効であると証明された。これらの疾病は高齢者の寿命に大変影響を及ぼす重要な疾病であると言える。(成都中医药大学副研究员 蒲昭和)

原文:健康報ネット 2014年6月4日掲載記事より

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