EAJ社員インタビュー⑩ 中国の医師のレベルについて

EAJ社員インタビュー⑩ 中国の医師のレベルについて

チャイナプラン通信では、「医療アシスタンス」という業務を皆様にご理解いただくため、当社のいろいろな部署・地域で医療アシスタンスに携わる社員にインタビューをしていきます。

10回目の今回は、EAJ広州オフィスに所属するZさんです。当社提携医療機関とやりとりをしたり、アテンド通訳スタッフとして活躍しています。

Q:出身はどちらですか?
 日本語はいつ、どこで勉強しましたか?

A:出身地は岳陽楼、藤王閣とともに中国江南の三大名楼として知られている黄鶴楼の所在地である湖北省です。「三国志」の中で、最大の見せ場である「赤壁の戦い」の遺跡も湖北省に位置しております。
日本語は2006年9月から広州にある外国語大学で勉強しました。

Q:中国の公立の病院で受診した場合、料金はどのくらいかかるのか教えてください。診察をする医師によってどの程度値段が異なるのでしょうか。
A:公立病院の一般外来で受診する場合、一般医師の掛号費は4元~6元、専門家(主任、副主任レベル)の掛号費は7元~9元、救急外来は7元~10元となります。受診患者が大変多く、一回の受診には2時間以上かかるのがほとんどです。また、特需外来を設けている公立病院もあり、そこでの掛号費は100元~500元前後で、基本的に主任レベルの医師が診察を担当しています。費用が比較的高いため、患者数も一般外来より少なく、受診時の待つ時間も一般外来より短くなります。(但し、これは広州の場合であり、上海等のより大きな都市になれば上記より高額になるなど、地域により金額は異なります。)

EAJ社員インタビュー⑩

Q:中国の医師の職位に関して教えてください。
A:中国の医師は臨床業務医師管理職医師に分けられています。
臨床業務医師は主に一般外来、入院及び救急外来で第一線として活躍している医師達であり、医療レベルや経験により主任医師、副主任医師、主治医、執業医師(入院医師)、助理執業医師、研修医に分けられています。いずれも試験によって合格したものが任命され、もちろん、職位により担当する内容および責任も違います。
管理職医師は病院運営に参画し、安全な質を維持した医療を提供できるように管理します。院長をはじめ副院長、科長、副科長及び係長などが設けられています。職位が高ければ持っている権力も高くなります。

Q:日本では6年大学の医学部で学び、臨床研修を2年以上行うことになっていますが、中国の医師も同じですか?
A:中国では医学部は5年間勉強、国家医師資格試験に合格後、臨床で研修医として1年間いろいろな科を回って見習いをします。研修期間中に自分の進みたい診療科を絞り込み、専攻、研修終了後に執業医師資格試験が受けられます。その後、入院医師となり、上級医師(主任、副主任、主治医)の指示に基づいて入院患者の治療処置などを行います。執業医師資格を取得してから4年後に主治医資格試験が受けることができ、合格後ようやく一人前の医者と認められ、専科医師(呼吸内科、消化内科、)として一般外来で診察可能となります。更に主治医資格を取得してから5年後、副主任医師資格試験を受験できるようになります。

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Q:中国では、どのようなことに気をつけて良い医師を選んでいますか?
A: 基本的には経歴、職歴年数、役職などで医師を選んでいます。ただ、主任レベルの医師はいつも患者予約数が大変多く、予約困難のほか、受診するまで待ち時間がとても長くなってしまいます。よく見られる病気の場合は、経験豊富な副主任医師或いは主治医でも十分対応できると思います。それ以外に、医療機関内部の職員に知り合いがいれば更に良いでしょう。

Q:中国の人口に対して、医師の数がどれくらいいるのか教えてください。
A: 世界最大の人口を擁する中国における医師と人口の比率は1:800~1000、地域によっては1:5000のところもあります。


◆EAJ社員インタビュー一覧◆
▶ EAJ社員インタビュー⑨ 北京、天津の病院情報
▶ EAJ社員インタビュー⑧ 広州の病院情報
▶ EAJ社員インタビュー⑦ 上海の産科、小児科情報

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