【医療衛生情報】“良い”医師を紹介する医療詐欺グループの事件が解明(上海)

【医療衛生情報】“良い”医師を紹介する医療詐欺グループの事件が解明(上海)

  新華社上海4月14日付けの記事によると、専門家外来の受診番号が取れない焦る気持ちを利用し、地方から上海へ受診に来た患者をターゲットとした事件があった。“良い”医師を紹介するという手口で、事前に手配してあった民営医療機関へ患者を連れて行き、安い漢方薬を高額で売りつけるひどい事件だ。上海市公安局は14日に記者会見を開き、最近、上海で最大規模の医療詐欺グループ犯160人を一網打尽に摘発したと発表した。
  
  2013年9月、上海へ受診に来た、ある湖南省出身の患者が民営医療機関へ連れて行かれ、お金を騙し取られた事件が上海市公安局治安総隊に告発された。初期の捜査活動で手がかりを究明したのち、事件の進捗を統括するため、上海市公安局治安総隊、刑事捜査総隊及び浦東支局は“1・16”重大事件捜査本部を設立した。


 初期の捜査活動により、首謀者である易斌、陳宜夫婦のほか、湖南衡陽出身のメンバー数名が実行グループであることが判明。容疑者易斌の供述により、彼らの組織構成は縦3段階からなり、易斌、陈宜夫婦が中心となる“管理層”が10人あまりであったことが分かった。医療機関の経営活動や医療機関の責任者を管理する“中間層”もあり、脅したり利益で釣ったりする手段を使い、正規合法な民営中国医学機関が協力することを妥協させていたようだ。最後には最下層の実行犯で被害者を指定医療機関へ引っぱり込むという、“良い”医師紹介グループがあり、その管理は“託頭”という者たちによって行われていたことが明るみになった。

  易斌夫婦及び医療機関の責任者らが、高給を餌として定年退職した医者を招聘し、“中国教授”の名を語らせ問診をさせていた。彼らは、湖南衡陽籍の人員を多数雇い、『上海華山医院』、『中山医院』など有名な三級病院の外来門診に駐在させ、言葉巧みに事実ではない事をでっち上げるなどの手口により、詐欺を犯していたという。拠点であった『福寿門』『華欣中医門診部』など4つの民営中医門診部に連れて行き、低価格漢方薬を高額で販売し巨利を得ていたのである。

  被害者の一人である李某は『華欣門診部』に連れて行かれた後、30日分の漢方薬を処方され、3,800元を請求された。1日分約200gの漢方薬は、価格がたったの4.55元であった。警察の捜査により、3月以来、4つの門診部及び669人の患者らから、総額およそ170万元をだまし取っていた事が分かった。しかし、これは全事件に関する被害額に対し、氷山の一角に過ぎない。

  4月2日、上海市公安局は6組19個の作戦グループに分かれ、この犯罪グループに対し逮捕劇を展開した。その結果、160人を逮捕し、モデルガン1丁と、“心脑康胶囊”などの薬品19種類2492箱を押収した。現在、犯行グループの主要メンバー易斌、易某、張某等114人は詐欺容疑で拘留中であり、1人は保釈された。事件は現在引き続き審理中である。

原文:健康報ネット 2014年4月14日掲載記事より

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