【医療衛生情報】鳥インフルエンザA (H7N9)ウイルス、旅行者による伝染リスクは低い

【医療衛生情報】鳥インフルエンザA (H7N9)ウイルス、旅行者による伝染リスクは低い

   世界保健機関(WHO)は2月17日、ヒト感染鳥インフルエンザA (H7N9)ウイルスの最新情報として、現在のところ当ウイルスは旅行者により伝染するリスクが低いこと、また全体リスク評価の結果は変わらないことを発表した。更に通常は鳥インフルエンザA (H7N9)の発生地域から戻ってきた旅行者に関し、重症急性呼吸器症候群の症状が見られる場合に、鳥インフルエンザA (H7N9)の感染診断を行うとWHOは指摘している。  

   また、広東省衛生・計画生育委員会は2月13日、マレーシアで鳥インフルエンザA (H7N9)のヒト感染例を1例確認したと発表した。当ウイルス確定症例の患者は広東省新会在住で、2月3日よりマレーシアのクアラルンプールを旅行中であったが、同7日に症状が酷くなり、11日にマレーシアの実験室により鳥インフルエンザA (H7N9)ウイルスのヒト感染確定症例と判断された。

旅行者 

   鳥インフルエンザA (H7N9)の発生地域から感染患者が国外旅行に行く場合、旅行先に到着した後にウイルス感染が判明する場合がある。ただし、このウイルスはヒトの間で容易に感染するものではないため、患者が発見された場合でも地域レベルで感染が広がる可能性は低い。当ウイルスが確実にヒトからヒトへと感染するレベルに至らない限りは、渡航者によって鳥インフルエンザA (H7N9)ウイルスが全世界的に伝染する危険性は低い。 

   WHOは、鳥インフルエンザA (H7N9)が発生している国への旅行者に対し、家禽養殖場や生きた家禽のいる市場での動物との接触、家禽屠殺場への立ち入り、家禽やその他の動物の排泄物で汚染されている場所との接触を避けるよう助言している。旅行者は石鹸と水で手をよく洗い、食品の安全と適切な衛生習慣に留意すべきである。

   WHOは、各国に対し重症急性呼吸器感染症に関する観測を強化するよう求めている。通常と異なる症状が見られた場合には慎重に調査の上、「国際衛生条例」に基づき鳥インフルエンザA (H7N9)ヒト感染の病例を報告し、国家衛生予防計画の実行を継続するよう求めている。

原文:健康報ネット 2014年2月20日掲載記事より

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