【医療衛生情報】B型肝炎ワクチン接種後の死亡、13年で死亡188例。ワクチンは全て合格。(2)

5、24時間以内に接種をしたら、リスクを増加させるか否か。

ここの所、出生直後24時間以内の乳児にB型肝炎ワクチンを接種をするという規定に対してあるメディアが疑問を投げかけている。この規定により、リスクが高まり、偶合反応(※1)が増えているのだ。

北京大学医学部の庄輝教授は以下のように言う。
「2013年のWHO統計により、現在181ヵ国がB型肝炎ワクチンの接種を予防接種計画に入れている。そのうち、127ヵ国が出生直後24時間以内の乳児にB型肝炎ワクチンを接種することを規定し、全体の65%を占める。
  
B型肝炎の感染経路は血液感染、母子感染と性行為感染があり、そのうち母子感染は慢性的な感染の主な原因となる。且つ、感染が早ければ早いほど、発病の率が高くなる。感染をすると、成人の場合は9.5割が一過性の感染に終わるが、新生児の場合は9割が慢性化に至る。もし、母親の二つの抗原とも陽性である場合、出生直後24時間以内の乳児にB型肝炎ワクチンを接種したら、4%のみウイルスを遮断できない確率があるが、24時間以後に接種したら、その確率が20%に高まる。」

北京友誼医院肝病中心主任の賈氏によると、母子感染の場合、大部分が出産の過程でウイルスが子供に伝染するという。その他、あるデータによると、B型肝炎ワクチンを接種した後、B型肝炎ウイルスによる肝硬変や肝がんの発生率が低くなることが分かっている。

出産直後のB型肝炎予防接種

6、輸入ワクチンと国産ワクチンはどちらが良いか

「今打つなら、輸入ワクチンだ」との物言いに対して、中国疾病コントロールセンターとCFDAの担当者とも明確に、「国産ワクチンの質は輸入ワクチンの質より悪くない」と返答した。なぜなら、輸入ワクチンであろうと、国産であろうと、品質検定の過程と基準は同じだからである、とのこと。

李氏によると、ここ数年ワクチン産業は中国の重要産業となっているため、国務院が国レベルのワクチン品質検定の企画書を作成した。そのため近年、中国のワクチンの製造能力、レベル及び新種ワクチンの研究開発の水準が高くなった。A型インフルエンザのワクチンを真っ先に開発したのがその例である。同時に、ワクチンの管理システム及び販売ルートの管理と許認可制度も確立した。


◆ワクチン生産の管理はどのように行うか?
 生産規程 
現在、中国で使用されているB型肝炎ワクチンには三つの種類がある。一つは「康泰」と「天壇」が生産したものであり、他の二つは「大連漢信」と「華北製薬(CHO)」のそれぞれが生産したものである。生産において、中国で制定した生産規程により厳しい品質基準を要求されている。

 ワクチンの生産 
食品薬品監督部門は製品の品質を検定するが、同時に企業が生産中に規定に従っているかも厳しく監督する。もし、企業が生産過程の規定に背くことがあれば、製品の品質が問題無くても発売をさせない。

 ワクチンの発売 
中国ではワクチンに対して、生産企業が出荷検品を行うと同時に、食品薬品検定研究院の認可を得て初めて、販売と使用が可能になる。

 ワクチンの保管 
ワクチン製品は冷蔵で輸送、保管を行う必要がある。食品薬品監督部門はワクチンの品質問題の発生を防ぐため、企業の生産、運輸、保管に対して全面的に監督を行う。その他、原材料や、生産過程及び保管条件等を含め、危険信号が無いか常に注意を払っている。

原文:健康報ネット 2013年12月25日掲載記事より
【注釈】
※1偶合反応
人がある疾病の潜伏期間中に、又はある病気が発症していない時に、ワクチンを接種した後、偶然に発病(或は再発・悪化)すること。偶合反応はワクチン自体と関係がない。

※2心因反応
心因によって起こる精神障害。神経症と反応性精神病があり、特に後者をさす。後者には、分裂病性反応・鬱(うつ)反応などがある。

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