【医療衛生情報】ヒト感染H7N9鳥インフルエンザ、乙類伝染病として分類

【医療衛生情報】ヒト感染H7N9鳥インフルエンザ、乙類伝染病として分類

 中国国家衛生・計画生育委員会によると、中国では2013年11月1日から、ヒト感染H7N9鳥インフルエンザを乙類伝染病に分類して管理することになった。
  
 また、新型インフルエンザ(A/H1N1)は乙類から丙類へ再分類され、2014年1月1日から季節性インフルエンザとして管理することになった。また、ヒトへの感染性の高いH5N1鳥インフルエンザは「乙類伝染病甲類管理」から「乙類伝染病乙類管理」に管理し直されることとなった。
  
 専門家によると、皆が知っている通り、ヒト感染H7N9鳥インフルエンザウイルスに感染すると場合によって死に至ることもあり、公衆衛生や社会経済などに影響を及ぼす。病気の流行を法的かつ科学的に管理、予防コントロールをするため、H7N9鳥インフルエンザを乙類伝染病に分類することになった。
  
 新型インフルエンザ(A/H1N1)は、2010年8月10日にWHOが流行の終息を発表したことから、このたび丙類伝染病の季節性インフルエンザに分類された。現在、予防接種を通じて予防することが可能になっている。
 
 H5N1鳥インフルエンザは、2004年当時の認識の程度により「乙類伝染病甲類管理」に分類されていたが、今年は全世界で641例が報告されている。中国で報告された45例はそれぞれ発生地域も異なり、ヒトからヒトへの感染も無かったことで、このたび「乙類伝染病乙類管理」へと分類し直されることとなった。

鳥インフルエンザ

≪補足≫

 中国では39種類の法定感染症があり、甲類2種、乙類26種、丙類11種に分類されている。

甲類:ペスト、コレラ
乙類:SARS、エイズ、ウイルス性肝炎、ポリオ、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)、H7N9鳥インフルエンザ、麻疹、流行性出血熱、狂犬病、日本脳炎、デング熱、炭疽、細菌性・メーバ性赤痢、肺結核、腸チフス・パラチフス、流行性脳脊髄膜炎、百日咳、ジフテリア、新生児破傷風、猩紅熱、ブルセラ症、淋病、梅毒、レプトスピラ症、住血吸虫症、マラリア
丙類:季節性インフルエンザ(A/H1N1型を含む)、流行性耳下腺炎、風疹、急性出血性結膜炎、ハンセン病、発疹チフス、黒熱病、包虫症、フィラリア症その他感染性下痢、手足口病

 法定感染症はレベルによって管理と予防コントロールの仕方が異なる。主な違いは以下の2つの点である。

① 報告義務の期限:
 甲類であれば患者が発見され次第2時間以内に、乙類であれば24時間以内に中国疾病管理センターに報告をする義務が生じる。

② 予防措置:
 甲類の場合は早急に病人(感染症保有者)に対して隔離措置をとり、隔離期間は医学検査結果を根拠とする。疑わしい症例の場合は指定された場所での隔離治療を行う。医療機関内で病人(感染症保有者)、または感染が疑われる人物と密接に接触した者に対しては指定された場所での医学的観察措置とその他の予防措置を取る。隔離治療を拒否、或いは隔離必要期間中に隔離治療から逃れようとする場合は、公安の協力を仰ぎ強制的に隔離治療措置を行うことができる。
 乙類或いは丙類感染症の患者を発見した場合は、病状に合わせて適切な治療措置を行う。

原文:健康報ネット 2013年11月5日掲載記事より

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