【医療衛生情報】北京市の狂犬病、今年は7件発生し全件死亡

【医療衛生情報】北京市の狂犬病、今年は7件発生し全件死亡

 9月28日は第7回目の「世界狂犬病デー」である。中国は全世界でも狂犬病がよく発生する国であるが、市衛生局の健康予防レポートによると、2013年は8月までの間に、北京市において狂犬病で死亡した事例が7件あった。

 狂犬病コントロール協会とアメリカ疾病コントロールセンターによると、全世界では毎年5.5万人が狂犬病で死亡しており、平均10分毎に1人が狂犬病で死亡している計算になる。狂犬病は狂犬病ウイルスにより引き起こされる急性伝染病であり、感染後の潜伏期間は一般的に1~3か月で、致死率が100パーセントの伝染病である。近年、中国における狂犬病の症例は毎年1000例を超えている。

 市公安局の統計によると、2013年の北京市における飼い犬登録数は100万頭余りである。2012年は狂犬病の発生が13例(死亡13例)で、2011年と比較して160%の値である。今年1月から8月までは、発生7例(死亡7例)である。そして、統計によると、8月までで犬、猫に噛まれて、狂犬病免疫センターでワクチンを接種した人数は9万人にのぼっていた。

北京市における狂犬病



 過去のデータによると、狂犬病で死亡した人の90%は狂犬病に対して知識不足で、犬に噛まれてから傷口の処置もせず、ワクチンも接種していなかった。一旦犬に噛まれたら、濃度20%の石鹸水で何度も洗い、傷口を濃度2%~3%のヨードチンキあるいは濃度75%のアルコールで消毒し、直ぐに指定の狂犬病免疫外来でワクチンを受ける必要がある。世界保健機構が発表した声明によると、犬類以外で、猫、兎などの温血動物も狂犬病ウイルスを保持する可能性がある、と市民に注意を喚起している。現在、北京市の各区、県には狂犬病免疫予防外来が114ヶ所設置されており、24時間受診可能である。この他、市民がホットライン12320に電話をかけて問い合わせ可能である。

 原文:健康報ネット 2013年9月27日掲載記事より

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