【医療衛生情報】今夏、突然死が頻発。その原因は?

【医療衛生情報】今夏、突然死が頻発。その原因は?

 今年(2013年)の夏、上海では連日高温が続き、数人が突然死した。
 専門家によると、突然死の原因の多くは心臓など循環器系の病気であり、高温下では循環器系の病気が頻発するという。

極端な高温で卒中リスクが15%増える

 今夏、上海で高温が約20日間続き、50年ぶりに継続高温の記録を更新した。気象部門では黄色の高温警報を常に発令しているが、報道によれば高温が原因で約10人が死亡した。復旦大学の最新の研究によると、通常気温時と比べ、寒波と熱波の状況では卒中による死亡のリスクがそれぞれ14%、45%増加した。

夏突然死・極端な高温

 

 研究者が中国の異なる気候帯で代表的な都市を選び、瀋陽、唐山、上海、香港等を含め、12.7万人の脳卒中による死亡例を収集し、極端な気温下での急性暴露と卒中による死亡との関係を分析していた。その結果、極端な気温は卒中による死亡増加の原因となりうる。正常気温と比べ、寒波と熱波の状況では卒中による死亡のリスクが14%と45%増えた。

高温が心臓の負担に

 復旦大学の阚海东教授によると、中国では卒中は死亡・身体障害をもたらす主要因の一つであり、その発症率と死亡率は先進国に比べて高い。極端な高温は心臓の負担を増やすため、突然死の主な原因の一つとなる。

 中山大学附属第六医院循環器内科の程主任医師の話によると、高温で新陳代謝が速くなると、体の代謝を満足させるために心臓からより多くの血液を流して循環を加速しなければならなくなる。高温により皮膚の血流が通常より増加することに伴い、心臓に戻る血液量も増えるため、心臓の負担になる。そして、汗を多くかき、体の水分が流失し、血液の粘り気が強くなる。そうなると、血液凝固の恐れがあり、血栓になりやすくなり、心筋梗塞、脳梗塞になる可能性が高くなる。ひどい場合は突然死してしまう。

 極端な温度の下では、循環器病になりやすい人達は特に健康管理と予防に気を配るべきだ。

日常の注意事項:

1. さっぱりした料理と減塩。高血圧、心臓病の患者は塩分の摂取を控えるべき。
2. 適度な水分補充。水分が足りないと血栓ができやすく血管が詰まる。一方、水を飲みすぎると、心臓の負担になる。現在、リンゴ酢は高血圧、高脂血症、脳血栓症、動脈硬化症、心臓病等に対して、予防の効果があると認められている。
3. 高温になると、人は怒りっぽくなる。ある調査によれば、怒りやすく、短気な人ほど急性心筋梗塞になりやすい。


原文:健康ニュースネット
http://www.jkb.com.cn/htmlpage/38/383631.htm


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