【医療衛生情報】なぜ立秋を過ぎると喘息が再発するのか

【医療衛生情報】なぜ立秋を過ぎると喘息が再発するのか

  暑い夏には、多くの喘息患者の症状が明らかに軽くなっている。しかし、立秋を過ぎると、暑い日々が続いているにもかかわらず、喘息がまた再発しはじめた。そして、天気が涼しくなってくるとともに喘息の再発頻度もますます高くなってきた。それはなぜだろうか。上海港華病院喘息専科主任医師の舒尔氏は、漢方の観点から次のように説明する。
 
 喘息について、千年の予防・治療経験を持っている中国医学はこう指摘している。喘息の源は虚寒であり、漢方では陽気不足と言う。このため、肺、脾臓、腎臓の三臓器を損ない、機能のバランスが崩れ、胃腸の機能が上手く働かず、水分代謝が滞り、体内に余分な水分が溜まった状態になる。こういうわけで、夏は人体も自然界も最も陽気が盛んな時期なので、喘息も緩和期に入り、再発しにくい。しかし、多くの喘息患者が長時間のエアコン利用によって寒気が体に溜まってしまう。そして立秋を過ぎ、人体も自然界も「陰盛陽衰」の段階に入ると、患者が元々陽気不足であるために臓器のバランスが崩れる。その時、体中に溜まっていた寒気と外部の「湿気陰邪」(邪気は陰邪と陽邪に分類される。寒さ、湿気などを陰邪とし、風邪とか熱とかなどの病気の因子を陽邪と表現している)に挟み撃ちにされて、天気がまだ涼しくならないうちに喘息が急に再発してしまう。

秋・喘息再発

 

 喘息が再発しないようコントロールするためには、患者と医師、双方の協力が必要である。まず、「急ぐなら枝葉を解決し、急がないなら根本を解決すべし」の原則に従うことである。急性発作時には、早急に受診し、薬物をツボや筋脈(漢方でいう、気や血の通り道)を通らせることにより、最大限に作用を発揮させ、痛みを和らげる。また、緩和期には、引き続き治療を受け、中国医学の「治本」(根本を解決する)の理念と現代医学の長所を合わせて、陽気を養い、根本を固め、腎臓を補い、肺を潤わせ、脾臓を鍛えることから手をつけて、喘息の再発をコントロールすることだ。


原文:健康ニュースネット
http://www.jkb.com.cn/htmlpage/38/384518.htm


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