【医療衛生情報】日本、風疹患者一万人超

【医療衛生情報】日本、風疹患者一万人超

日本で現在風疹が流行しているというニュースを目にされた方は多いと思う。チャイナプラン通信担当の私(20代後半の女性、既婚)にも、先日日本の母から、予防接種を受けた方が良いのではないかと電話がかかってきた。

当コーナーでは通常、中国の医療衛生情報をお伝えしているが、夏休みに長期日本に帰省される方も多いと思い、読者の皆様と情報共有のためにも今回は、風疹の発生状況や予防接種についてお届けしたいと思う。以下の情報は、日本の厚生労働省、国立感染症研究所のWebサイトをもとにしている。


Q1.風疹とはどんな病気?
A1. ◆風疹ウイルスが感染者の飛沫によって他の人にうつる。
   ◆主な症状として、発疹、発熱、リンパ節の腫れが認められるが、3つの症状がそろわない人も多く、感染しても症
    状が出ない人は約15~30%程度いる。
   ◆通常は自然に治るが、まれに脳炎になったり、血小板という血液の成分が減少して、皮膚に紫斑が現れる人もい
    る。関節が痛くなる人もおり、症状が出る前後の約1週間は、周りの人にうつす可能性がある。
   (風疹の免疫がない人の中に患者が1人いた場合、何人の人にうつすかを示す指標では、インフルエンザが1〜3
    人であるのに対し、風疹は5人〜7人
と言われている。)

Q2. なぜ風疹にかかると良くないのか。
A2. 一番良くないのは、妊娠を経由して赤ちゃんが先天性風疹症候群になること。
   妊娠した女性(とくに妊娠20週頃まで)が風疹にかかると、耳が聞こえにくくなる、心臓に奇形が生じる、目が見え
   にくくなる、精神や体の発達に遅れが生じるなどの障害を持った赤ちゃんが生まれる可能性がある。

医療衛生情報

Q3. 風疹の発生状況は?
A3. 2012年は2,392件の報告があり、過去5年間では最も多い数字となった。2013年は現時点で既に昨年の報告数を
   上回り、1万件を超えた。
  ● 全風疹患者の約70%が男性で、その約80%が20~40代の労働人口と重なる。
  ● また、女性患者の約75%も10代後半~30代である。

医療衛生情報



Q4.風疹にかかってしまったら
A4. ◆勤務先と相談の上、感染を周りに広げないように自宅で休む。
   ◆やむを得ず外出する際には、マスクを着用し、できるだけ人混みを避ける。
   ◆風疹を疑う症状を認めたら、無理をして職場に行くことはやめ、医療機関に相談する。

Q5.風疹に対する対策とは?
A5.予防接種を受けること。
  麻疹対策の観点も考慮して、麻疹風疹混合/MRワクチンを受けることを勧めている。
 ※妊娠期間中は予防接種は受けられない

《編集者のまとめ》

 中国における全国の風疹の感染者数は2012年の合計で40156例あり、今年の4月、5月の発症者数はそれぞれ3088、3804例であった。

 中国でもその予防策として、麻疹風疹混合/MRワクチン、麻疹風疹おたふく風邪の新三種混合/MMRワクチンの接種が可能である。ただし、日本の海外旅行保険では補償の対象外となる。

 日本では今夏以降にMRワクチンが一時的に不足する恐れもあることから、日本帰国前に中国で風疹の予防接種を受けるのも一つの選択肢ではないかと考える。

※当社では、チャイナプランの会員様に対し、ご希望の予防接種の受けられる医療機関、価格、ワクチン原産国等の情
  報提供も行っております。なお、実際の接種に関しては、直接医師とご確認ください。

 厚生労働省「風しんについて」、国立感染症研究所サイトより再編集

中国事故・アシスタンス事例一覧へ
このページの先頭へ