【医療衛生情報】中国インスタント麺のカップから蛍光剤

【医療衛生情報】中国インスタント麺のカップから蛍光剤

 昨日(6月1日)は《紙コップ》、《紙製カップ》、《紙製弁当箱》の国家基準設定の一周年記念日だった。国際食品包装協会が北京、上海のスーパーで販売されているインスタント麺のカップの調査を行ったところ、多数の大手メーカーのカップ外側のバッケージ紙に相変わらず蛍光剤(※)が使用されていたことが判明した。

 昨年6月1日、《紙コップ》、《紙製カップ》、《紙製弁当箱》の3つの基準が正式に設定された。国際食品包装協会は今年、北京、広東省、上海にある16か所の大型スーパーを選び、そこで販売されている紙コップ、ミルクティ―カップ、インスタント麺や春雨カップなどの調査を行った。

 調査結果によると、インスタント麺のカップ外側のパッケージは依然改善する必要があった。20種類の大手インスタント麺メーカーのパッケージ紙の調査では、外側の紙を剥がし、紫外線ライトで蛍光検査試験を行った。結果は、「統一」「公仔麺」「合味道」「農心」の大手4メーカーのカップのパッケージ紙のみ、紫外線の照射で、自然の白光が現れ、蛍光剤は使用されていないことがわかった。しかし、他のメーカーのものは全て蛍光剤が含まれていた。

中国インスタント麺カップ



 同時に、インスタント麺のカップの外側に使用されている塗料のニス(※)にも危険が潜んでいるという。「ニスは印刷インクが人体と直接接する事を防ぐために使用されているが、実際のところ、ニスは複雑な成分の混合物である」と協会の総務長・董金獅師は言う。国際食品包装協会は、国家基準制定部門ができるだけ早く食品レベルのニスの基準を設定した方が良いと提案した。ニスの衛生特性、品質指標なども明確な要求と制限を決めるとの事。

≪補足情報≫

蛍光剤(蛍光増白剤)
染料の一種で、太陽光のなかの目に見えない紫外線を吸収して、目に見える青色の光(蛍光)を放出する物質。青色の光が紙の黄色みをうち消し、見た目に白さが増して見える。日本では食品衛生法により食品および食品と直に接する包装材(紙コップなど)に使用することが禁止されている。蛍光増白剤は分解されにくく、人体に蓄積し、潜在的な発癌要因になるとも言われている。紙コップの外面にはリサイクル紙が使われていることが多く、そこに残留している蛍光物質が、内部にまで拡散する恐れがある。

ニス
樹脂・乾性油・溶剤から成り、主に木材の表面を保護するためのもの。顔料は含まないため、乾燥すると、光沢のある透明で固い皮膜になる。

原文:健康ネット 6月2日掲載記事より

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