【事故・アシスタンス事例】≪地方都市で車が正面衝突!日本への帰国搬送/Nさん (45歳)、Sさん (30歳)≫

【事故・アシスタンス事例】≪地方都市で車が正面衝突!日本への帰国搬送/Nさん (45歳)、Sさん (30歳)≫

【事故経緯】

Nさん(日本人男性)とSさん(在日中国人女性)は日系メーカー勤務。中国の取引先工場への出張が多く、今回は江蘇省のある地方都市の取引先を訪問していた。

ある日、NさんとSさんの同僚の中国人男性から、チャイナプラン会員ラインに電話が入った。その前日、2人の乗車していた車が前の乗用車を追い越そうとし、反対車線の車と正面衝突してしまったとのこと。現在2人は取引先の手配で地元の公立病院に入院しており、Nさんは顔面の怪我と頚椎損傷の疑い、Sさんは腰を骨折し、5週間はベッドで安静の必要があるとのことであった。

地方都市で車が正面衝突事故



同僚からの要望

「今の所、言葉や支払いの面では取引先が協力してくれているので問題ないが、現在入院している医療機関には不安がある。Nが特に不安を感じていることもあり、私が知っている上海の某医療機関に一刻も早く移動させたい!明日にでもすぐお願いします!」

担当アシスタンスコーディネイター

「お気持ちはお察ししますが、まずは当社で現在搬送に適した状況かを判断させていただきます。お2人の医療情報を入手し、当社の日本人顧問医の見解を確認させていただきたい。」

その後、2人の医療情報入手後、EAJの顧問医より下記の見解を受領した。

当社日本人顧問医見解

「Nさんに関しては頚椎の損傷の可能性があるため、頚椎の固定を行って上海の病院に搬送した方がいいでしょう。Sさんも上海の病院に搬送した方がいいと思います。 陸路5時間であれば大丈夫ですが、 医師を同乗させた方が良いです。」

事故から3日後に上海へ移送
同僚が希望していた某医療機関は満床であったため、上海にあるEAJの提携医療機関に搬送することになった。2人はEAJ手配の民間救急車にて医師付き添いのもと、無事移送された。


【その後のNさん帰国搬送までの流れ】

上海に転院し、事故7日後のNさんの医療情報
座位:頸コルセットを装着し、ベッドの背もたれを調整すれば、短時間なら座位可能。ただし長時間は不可。
歩行:不可。ベッド上安静。

上記医療情報を確認した当社顧問医からの提案
早期帰国希望であればストレッチャー搬送、もう少し座位を保てるようになればビジネスクラス利用での搬送を提案。Nさんは早期の帰国を希望し、ストレッチャー搬送となった。

※商用機使用のストレッチャー搬送の場合、通常はエコノミー席を10席程度倒して対応します。

事故14日後に日本へ帰国
日本からの看護師2人によるエスコートのもと、Nさんは日本に無事帰国。ストレッチャー搬送にて当日夜23時頃の到着となり、EAJでも日本側受入れ医療機関の手配に困難を極めたが、Nさんは付き添い医療者と共にホテルに一泊することとし、受け入れ先医療機関に無事搬送となった。

日本への帰国搬送



【Sさん帰国搬送までの流れ】

上海に転院し、事故7日後のSさんの医療情報
現在は身体に重りを付けた状態で寝たきり。
座位:ベッドのリクライニングを利用し上半身を起こせるが、10分が限界。
歩行:不可。ベッド上安静。

上記医療情報を確認した当社顧問医からの提案
Sさんは1ヶ月以上ベッド安静が必要であるが、希望があればすぐにでもNさん同様ストレッチャー搬送は可能。しかし、Sさん本人の希望により、しばらくは上海で治療を続けることとなった。

事故14日後に上海で再度転院
入院先医療機関より、これ以上可能な治療が無いとのことで転院を言い渡される。EAJより、上海地区で引き続き入院可能な医療機関を手配し、Sさんは2度目の転院となった。(その際、Sさんの海外旅行保険の担保金額残高も考慮し、超過しないよう医療機関を選択し、提案した。)

事故から1ヵ月後に日本へ
歩行:松葉杖で歩行練習可能。ゆっくりではあるが、病院の周囲を1周できるほどに回復。

日本からの看護師一人付き添いのもと、車椅子を利用してのエスコート搬送。その後の治療の必要は無かったため、ご自宅までの搬送となった。なお、Sさんより回復状況の確認を強く希望されたため、EAJでは受診可能な医療機関をご紹介した。

アシスタンスコーディネイターの声

・・・担当アシスタンスコーディネイターの声・・・

 今回のように中国の地方都市で事故が発生した場合、当社からすぐにスタッフを派遣するのが難しく、現地企業の方や取引先の方のお力添えをいただくことがあります。その場合、すぐにでも大都市の医療機関へ移動させたいとの強いご要望があり、当社で搬送可否確認を行っている際にも催促されるなど、当社の患者様の安全優先スタイルをご理解いただくのに苦労した記憶があります。

 また、Sさんの状況がまだ回復していなかったにもかかわらず退院を迫られてしまい、引き続き入院可能な医療機関を探すのにも苦労しました。Sさんにとっても入院1ヶ月のうち2度も転院することになり、精神的にもストレスが溜まったかと思います。最終的にお2人とも無事に帰国ができ、安心しました。

・・・EAJからのコメント・・・

 医療搬送においては、患者様の安全確保がまず第一になります。「とにかく早く搬送をしてほしい。」というご要望はよくいただきますが、お客様の命を扱う以上、医療者の見解がわからない段階での搬送は出来かねます。

 当社では、搬送経験豊富な医療者の判断に基づいて、お客様それぞれの回復状況とご希望に合わせて、最適な時期・手段で搬送の手配を行っております。日本の医療機関との幅広いネットワークも保持しているため、日本側受け入れ先機関の手配が行えるのも、EAJの強みです。

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