【医療衛生情報】新型コロナウイルス:中間宿主を経由した伝染

【医療衛生情報】新型コロナウイルス:中間宿主を経由した伝染

    4月5日、中東旅行から帰ってきた香港の一人の女の子が、発熱、頭痛、息切れ等の症状に見舞われ、新型のコロナウイルス感染の疑いが出てきている。

    昨年9月発生以降、全世界でWHOに報告された17例の新型コロナウイルスの感染者のうち、11名は死亡している。

    中国疾病予防コントロールセンターウイルス研究所主任の譚文潔氏によると、現在多くの証拠により、新型コロナウイルスは動物から人に感染することがわかっている。その動物はおそらくコウモリである。コウモリは群居を好み、雑食で、長距離移動をする。コウモリの生息域は極めて広範の為、様々な動物性伝染病となるウイルスの自然宿主、温存先となった。但し、コロナウイルスはコウモリから直接人には伝染せず、1人または複数の人と濃厚接触をした中間宿主を通じて伝染する。

キクガシラコウモリ
 
    新型コロナウイルスは豚や霊長類動物の細胞内で複製できることが、科学実験で明らかになった。そのため、新型コロナウイルスには広範な感染宿主がいる可能性が出てくる。これは現在知られているコロナウイルスの中で唯一である。

    専門家によると、このように腎不全を伴い重症肺炎を起こす、死亡率の高い伝染病は現段階で、大規模なパンデミックは発生しないとのこと。なぜなら、新型コロナウイルスは持続的かつ安定的な人類への伝染能力を持っているという証拠がなく、病気の原因は明確で、迅速な実験室診断方法が確立されているからだ。世界保健機関の加盟国は監視、検測および宣伝等の予防対策で、病気接触者及び一般大衆に感染する危険性を減少させている。


    原文:健康ネット 4月12日掲載記事より

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