【医療衛生情報】手足口病:子供が感染しやすい腸ウイルス

【医療衛生情報】手足口病:子供が感染しやすい腸ウイルス

    3月19日に安徽省衛生庁は全省伝染病法定報告を発表した。そのうち手足口病は4821例、死亡は1例あった。山東省衛生庁が発表した重点伝染病対策予防情報にも、手足口病も前の方に掲載されている。

    広東省伝染病予防コントロールセンター所長・何剣峰氏は「中国科学報」のインタビュー時に次のように語った。手足口病は症状の一つであり、手、足や口腔等にヘルペスを発症し、人によっては心筋炎、肺水腫、無菌性髄膜脳炎など他の合併症を引き起こす可能性もある。この病気は主に乳幼児に発生するが、病原体には様々な種類がある。一般的に腸ウイルスEV71は重篤な症状を引き起こす確率が高いと考えられる。

    手足口病は一年中何時でも発生する可能性があり、流行ピーク時期は春と夏である。一般的に3月頃感染者数が徐々に上がり、5月末又は6月中旬にピークに達し、その後徐々に下がる。大人は潜伏性感染を通して抗体があるため、エンテロウイルスEV71は主に就学前の子供に伝染し、3歳以下の年齢層の発病率が高いと何氏は語る。

手足口病
 
    何氏は今後、手足口病は子供にとって多発的、また一般的な病気となるであろうと語る。これは主に以下の3つの理由によるものであると言う。

    ・ まず、多くの人はウイルスを保有しているが、人は特にエンテロウイルスの影響を受けやすい。
    ・ 次に、手足口病の感染源は感染者以外に潜伏性感染者も含まれていること。
    ・ そして、手足口病は一つのウイルスから引き起こされる訳ではなく、複数のウイルスが起因しているため、ワクチンの開発が難しいとのことである。

    現在の対策として、何人かの科学者は特に危険性が高いエンテロウイルスEV71に対するワクチンを開発している。先日、ある医療機関では手足口病のワクチン開発が第三期臨床試験に合格し、結果はEV71ウイルスに起因する病気の予防率が95%に達したとのことであった。


    原文:健康ネット 4月12日掲載記事より

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