【医療衛生情報】中国新型下水油は特定困難-原材料は豚の内臓

【医療衛生情報】中国新型下水油は特定困難-原材料は豚の内臓

中新ネット南京は1月6日、南京市人民検察庁が記者会見を開いたと報じた。検察機関の職員が去年6月に担当した「下水油」案件を分析したところ、その「下水油」は豚の内臓で作られていたことが判明した。

2012年6月、南京市浦口区人民検察庁は南京で第一号の「下水油」案件を詳細に調査し、この下水油は以前のものと比べると新たな特徴があると特定した。

◇「新」原料

通常の「下水油」の原料は厨房の下水管に浮いた油脂や生ゴミだが、今回の「下水油」は廃棄された動物の脂肪から作られていた。この脂肪は主に屠殺場の動物廃棄物、豚を殺した後捨てられた内臓、豚皮から落とした砕肉と長時間放置されて腐敗した動物内臓から抽出される。


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◇加工技術は不要

検察庁の職員によると、以前の「下水油」は、厨房の下水管に浮いた油脂や生ゴミを何度も濾過して初めて透きとおった「油」が精製されたが、廃棄脂肪で食用豚油を作るのは、廃棄脂肪を鍋で煮るだけで良い。必要な道具はかまどと鍋だけで、何の生産技術も要らないと話す。

◇特定困難

この案件調査で困難な点は「特定が難しいこと」だ。現在食用油の検測項目は酸値、過酸化物値、溶剤残留量などで、今回回収した新型「下水油」は慣例検査でほぼ合格している。

南京市浦口区検察庁は「二高」(最高人民法院、最高検察庁)と公安部と共同で、≪法律により「下水油」犯罪行為を厳重に処罰する通知≫を発表したが、これにより、「各種肉及び肉製品加工廃棄物など非食品原理」で油を精製したことを証明できる証拠がある場合,「有毒食品生産・販売罪」に認定するとした。これは慣例検査の不足と特定が困難な点を補い、「製油」行為自体を犯罪とみなすことが可能になった。

今回の「下水油」事件では2人の容疑者を逮捕した。また本件により、他の案件への手がかりが見つかり、南京市雨花区、江寧区等の「下水油」案件を解決した。9人の容疑者が「有毒食品生産・販売罪」で逮捕され、合せて6つの犯罪の巣が見つかった。今回押収されたのは合せて2.4トンの「下水油」、1.4トン「下水油」の原材料である。

検察長葛曉敏は、「我々は2013年、食品・薬品犯罪を厳重に処罰する。皆が一番気にかけていることは我々がどのように解決するかだと思う。我々はマスコミで公表された事件と皆に告発されたことから手がかりを見つけ、隠れた食品・薬品犯罪行為を厳重に処罰する。」と語る。

原文:健康ネット新聞 2013年1月7日掲載記事より

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